牧野 倫久 web site
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  • 器のメンテナンス
  • 1.初めてお使いになる前に
    糸底(※1)のざらつきは私の方で仕上げていますがもし、ざらつきが気になるもは、お手数ですが目の細かいサンドペーパーでかるくこするか、2個の器の糸底を合わせて円を描くように擦り合わせて下さい。
    私が製作している物は、「陶器:土モノ」(※2)と「磁器:石モノ 」(※3)があります。
    陶器の器は匂い移りやシミに注意が必要です。
    手間ですが陶器は、お買い上げになった商品が入るご自宅にある鍋を用意してもらいその中に商品がひたひたにつかるまで米のとぎ汁を入れてもらい中弱火でコトコトと煮沸させます。大き目の器は、鍋に入らない恐れがあるので容器の中に米のとぎ汁を入れ、一晩つけて置くだけでもかなり違います。

    もし、時間がない時は、水にくぐらせるだけでも違います。

    上記のように手間をかける理由として

    陶器の性質上、釉薬のヒビ(貫入)→化粧土等→生地へと、水分が入り込みます。煮沸や漬け込むことにより、貫入(釉薬のヒビ)にぬかの油分が蓋をしてくれます。煮汁や油分からの染み込みを防ぎ、汚れをつきにくくします。又、水漏れの防止にもなります。匂い移りやシミなどを作らない為に、お手数ですが初めに行って下さい。
    2.料理を盛り付ける前に
     ものの器に盛り付ける時は、なるべく事前に充分水につけておくと、料理の汁や油分のしみこみ予防になります。

     特に揚げ物など油分の多い料理は、紙などを敷いてから 盛り付けると油染みの予防にもなります。

     電子レンジのご使用はおすすめできません。別の容器で温めたあとに、盛り付けてください。又、金彩・銀彩・上絵付けなどが施してある器は、電子レンジは絶対使用しないで下さい。火花が飛び、焦げてしまうので要注意です。
    3.器の使用後に
     残った料理は別の容器に移して保存して下さい。土ものの器に入れたままにしておくと匂い移りや シミの原因になり、生地にまで染み込んでしまったら漂白をしても取れません。

     油汚れはキッチンペーパーなどで軽くふき取り早めに洗浄。

     つけおき洗いは、匂い移りやシミの原因になります。

     食器洗浄機、食器乾燥機の使用はおすすめできません。立掛けると、器が欠ける恐れがあります。

     手洗いでお願いします。洗浄後はじゅうぶん乾燥させて下さい。湿気が残っていると陶器などは特にカビや匂いの原因となります。器を重ねて収納するときは、間にクッションを挟んで収納すると傷を防ぎます。
    4.その他、使用上の注意事項
     耐熱用の土で作製された以外の器でオーブン・直火で使用すると器が割れる恐れがあるので
    絶対に使用しないで下さい。
      
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